Episode 5「変化点の兆し」
どーも、波乱万丈な男♣️tekunです(´∀`=)
今日は以前の続きから↓
https://t-kun.hateblo.jp/entry/2020/10/02/191548
エピソード5ということで、あれから小学5年生の11歳になった。
劣悪な環境は変わらない。
その一方で義兄と再会してから、当時最大の「唯一の楽しみ」があった。
休日になったら義兄の家に行けば飯は食える、小遣いもらえる、遊び連れてってもらえる、その小遣いで平日は凌ぎ生活サイクルができていくうちに栄養失調も少しずつ改善され、義兄の背中見たり言葉を聞いているうちにメンタルも強くなり、喘息にもなりにくくなり体も丈夫になっていった。
そんな子供の大きな変化にも毒親は気付きもしない。
会話はほとんどなかった、あっても「近所からお金借りてきて」とか毒親にとって利がある事がほとんどだったので俺はシカト決めたり、「そんなの自分で借りてこいよ。恥ずかしいんだよ、バ◯ア」と反抗するようになっていた笑
学校では2つの理由があって通い始めた。
1つ目は新学期前のクラス変えがあり、いじめっ子だった3人組とはクラスがバラバラになったことで行きやすくなったこと。
2つ目は義兄のおかげで心身共に強くなれて成長できたことで不登校を克服しよう思えたこと。
その決意の上で改めて給食を食いに学校に行くがまた新たな問題がでてくることに(´Д` )
給食さえ食えればいいとい意気込みだったが、現実を知る。
全く学校の授業や周りについていけないことに劣等感を感じていた。
喘息入院+いじめ不登校で小学校4年間の80%欠席した結果。
肩書き5年生、頭脳は2年生の俺にとって授業は神次元の身勝手スピードで進んで行く。
頻繁に喘息で入院していた頃に看護婦に足し算引き算を教えてもらい、5年生になる頃やっと時計の読み方と掛け算九九を自力で覚え、義兄ん家にある漫画をひたすら読み、お小遣いで買った遊戯王モンスターの名前から漢字を覚えるが、3年の遅れを取り戻すのは界王拳20倍使っても難しい。
だから図工と体育以外の授業は流して、どーやったら短距離で普通のレールに乗れるか小さい頭で考えて過ごしていた。
そんなある日の放課後、クラスが別になって忘れかけていた頃に奴らが現れた。
いじめっ子3人組。
体育館裏まで呼ばれ壁に叩きつけられ罵声を浴びせられる。
3人組A「おい貧乏人、また学校戻ってきたのかよ」
3人組B「お前ん家、家に電話ねーよな」
3人組C「金無くて、運動会も遠足にも弁当持ってこれねーもんな」
俺「.....あんま貧乏人なめんなよ」
その後に2人に両手抑えられ、1人に胸ぐら掴まれて顔と水月蹴られて悶絶ハイ終了。
3人組「将来ホームレスおめでとう」
と捨て台詞吐かれ去っていったとさ。
糞悔しくて悔しくて砂噛む思いでした。
好きであんな親の元に貧乏に生まれてきたわけじゃねーのに、なんで俺がこんな惨めな思いしなくちゃなんねーんだ。
親を恨み憎しみました。
普通の家庭に生まれてくればこんな思いはしなかったはず。
あの当時は本気でホントに神様はいるのだろうか、いるならば俺は見捨てられたのだろうかと真剣に考えていた。
1人で近くの神社に行って「わがままは言わない、これからは貧乏でも最低限度の生活と笑顔ある人生を送れますように」とお願いしてみたり笑
神頼みは置いといて、自分の中であの3人組をどうにか見返してやろう、最後に笑うのは俺だ、そんな気持ちで溢れていた。
それから義兄に
俺「喧嘩の仕方教えてよ」
義兄「お前の顔の傷見りゃわかるよ、強くなりたいなら教えてやる」
俺「見返したい奴らがいるんだ」
義兄「子供の喧嘩には口出しする気はねーけど、これから生きていく上で良い事も悪い事もやられたらやり返せ。ただわかる年頃になったら悪いことはやられてもやり返す大人になるな。」
俺「わかった。とにかく悔しいし強くなりたい(内心はやられたらやり返すって意味しか理解できなかった)」
義兄「あんな親の元に生まれてきた時点で絶望したくなる気持ちも毎日に嫌気がさす、お前の気持ちもわかってる。
俺らは良い育ちの『綺麗な花』じゃない。
俺らは悪い育ちの『雑草』だ。
今ままでもこれからも普通の人以上の何倍もの失敗苦労して生きていく、でも小さいとき若いころの失敗苦労は後々お前を強くするから積み重ねろ。
いずれ大人になって稼ぐようになったとき、お前みたいな底辺の雑草みたいな人間が人並みの人生歩めれば成功したも同然だから、とにかく強くなれ。」
俺「強くなって、普通の人間になる。あの3人組を黙らしてやる(内心義兄は褒めてんのか貶してんのかわからない、肩書き5年生頭脳は2年生の俺には言ってることも深すぎて理解できなかったが、歳を重ねるにつれ意味がわかり、自分の発言に間違いがあると気付く笑)」
義兄「よし、まず人間の急所は、、、人中から〜」
育ちの悪さからグレて元非行少年だった義兄は熱が入り、近くの公園に連れてかれ修行を行った笑
あの当時の俺も貧しい自分と弱い自分が嫌いで嫌いで、悔しい・虚しい・恥ずかしい・情けないという入り乱れた気持ちを原動力にしてベジータばりに強さを求めていた。
今日のエピソード編はここら辺で笑
追記《今の目線で↑を振り返り考察》
一難去ってまた一難のループで背景も状況も踏んだり蹴ったりで今だから笑って記事かけてます笑
ACに立ち向かってった僕は人格・性格・気質・言動・病など、悪影響を及ぼすものばかりでハンデやリスク持つ自分をまずセルフコンパッション(自己受容)して自分を知り、自己肯定をしながら行動を少しずつ変えていくことで新しい自分に変われました。
漫画で例えて言うなら
下級戦士からサイヤ人に
無能力者が覇気が使える者に
呼吸を鍛えたら全集中できるように
言うのは簡単なことで変えるには努力とトライ&エラーがマンガでも現実でも必要。
それが身に付いてたのは自分が小さいとき、若いころの失敗や苦労があったから。それが後の人生の糧となり財産になって今がある。
糧や財産にできない人の特徴と本質を言えば「失敗や苦労」をしてもなにも感じない、人のせいにする、学ばない人は同じことを繰り返しする。
一方で「失敗と苦労」から反省して気付き、なにが良くて悪かったのか学び、具体的に次はどうするか対策を打つなど、フィードバックして行動できる人は成長できるので「失敗=損」ではなくて自分の受け止め方次第で「失敗=得」にも思えるってことが僕の人生の中で見つけた答えの一つです。
今となっては毒親の元で貴重な体験ができたと「失敗は成功のもと」「若いうちの苦労は買ってでもせよ」って言葉は昔はピンとこなかったけど今なら相応しいと思えます。
ここまで長々と読んでいただいた方ありがとうございました(*´ω`*)
読者登録やはてなスターやブクマの方もありがとうございます‼︎
この記事を読んで1人でも前を向ける人が増えてくれればいいと思いながら書いていますのでこれからもよろしくお願いします‼︎
それでは(=´∀`)